1. HOME
  2. ブログ
  3. 【作品への想い】『一夜賢者の偈』|書道作品紹介(軸装)

【作品への想い】『一夜賢者の偈』|書道作品紹介(軸装)

私がこの言葉を知ったのは「大愚和尚の一問一答」の中ででした。
今を苦しめる過去から脱却する方法を尋ねられた際、大愚和尚さんは以下の詩(「偈」とは、仏典における詩のこと)を朗読されました。

『一夜賢者の偈』

過去は追うな。

未来を願うな。

過去はすでに捨てられ、

未来はまだ来ない。

だから、ただ現在のことを

ありのままに観察し、

動揺することなく、

よく理解して、実践せよ。

ただ今日すべきことを熱心になせ。

明日、死のあることを誰が知ろうか。

かの死神の大軍と

会わないわけはない。

このように考えて、熱心に

昼夜おこたることなく励む人、

このような人を一夜賢者といい、

寂静者、寂黙者と人はいう。

私はひどく感動し、一心に書き上げました。
何度も何度も書いているうちに、大愚和尚さんが何故この朗読をされたのか、理解できて来たような気がしました。

私にとって大切な作品になりました。
ありがとうございます。

桔梗

▼作品販売ページ

本作品は現在、御購入可能です。以下より、ページ遷移します。

一夜賢者の偈