堺市の有形文化財「伸庵」にて軸作品展示
「令和7年度堺市文化芸術活動応援補助金採択事業」
「令和7年度文化庁伝統文化親子教室事業」として開催された、
和文化フェスタ2025 にて、堺市の有形文化財 伸庵の茶室 に、作品 『一夜賢者の偈』 を展示いたしました。

この茶室では三味線体験が開催されました。
また、この作品は、ニューヨークやベトナムでも展示され、
多くの方にご覧いただいたものです。
茶室に軸作品を掛けると、お茶の時間そのものの価値が深まります。畳や障子、木の温もりに、書の線や余白の静けさが加わることで、訪れた人の心は自然と落ち着きます。
「一夜賢者の偈」の言葉は、「今、この瞬間に集中して行う」ことの大切さを説いています。茶道もまた、茶を点てる一瞬一瞬の所作に心を込める芸道です。書と茶、双方が持つ静けさと集中力が共鳴し、茶室全体が、心を整え、日常を忘れて味わう特別な時間に変わります。
さらに、軸は季節や場面に応じて掛け替えることができ、茶室に季節感や趣を加えることで、茶の香りや味わいをより豊かに感じる演出にもなります。書と茶の融合が、和文化の深い世界観を体感させてくれます。
作品名:【一夜賢者の偈】
制作年:2024年
過去を追うな。
未来を願うな。
過去は、すでに捨てられ、
未来はまだ来ない。
ただ現在をよく観察すべし。
揺らぐことなく動ずることなく実践せよ。
ただ今日出来ることを熱心になせ。
誰が明日死があることを知えようか。
死の大軍には必ず遭う。
昼夜おこたることなく懸命に実践する者を一夜賢者という。