【ソフィア堺にて、こども書道教室を開講いたしました】
このたび、ソフィア堺にてこども書道教室を開講いたしました。
レッスンでは、年齢も経験もさまざまな子供たちが集まってくれましたが、どの子も驚くほど集中して、一文字一文字と真剣に向き合ってくれていました。

最初は緊張していた子も、筆を持ち、半紙に向かううちに、自然と表情が変わっていきます。
「うまく書こう」ではなく、「ちゃんと書こう」とする姿勢。
その姿を見るたびに、書道の持つ力を改めて感じます。
毎回のレッスンで、私は全力で子供たちに向き合い、指導しています。
一人一人の癖、筆の持ち方、姿勢、集中力の波。
同じお手本を見ていても、同じ字を書く子は一人もいません。
だからこそ、その子に今一番必要な声かけや練習方法を考えながら、丁寧に指導しています。
私は3歳から書道を続けてきました。
長く続けていても、今なお学ぶことは尽きません。
書道は、決して「完成する」ものではなく、
一生学び続けるものだと感じています。
振り返ると、書道は私に
「小さなことを、コツコツと積み上げる大切さ」
を教えてくれました。
すぐに結果が出なくても、
何度も失敗しても、
昨日よりほんの少しだけ前に進めばいい。
その積み重ねが、ある日突然「できた!」という実感につながる。
この「できなかったことが、練習をすればできるようになった」という感覚は、心理学では自己効力感と呼ばれます。
自己効力感は、子供にとっても、大人にとっても、とても大切な力です。
人は生きていく中で、必ず壁にぶつかります。
子供の頃も、大人になってからも、挫折や失敗は避けられません。
それでも、
「自分は乗り越えられる」
「自分はなんとか生きていける」
という感覚を持っている人は、再び立ち上がることができます。
私は、書を学ぶことで、この感覚が自然と身についていったと感じています。
誰かと比べるのではなく、昨日の自分と向き合い、
自分の手で、自分の字を育てていく。
その過程そのものが、自分を信じる力につながっていくのです。
だからこそ、子供たちにもぜひ、この感覚を味わってほしい。
字の上手・下手だけが目的ではありません。
書道を通して生き抜く力を育んでほしいと願っています。
私は、小さい頃から培ってきたすべてを、出し惜しみせず子供たちに伝えたいと思っています。
一人一人に真剣に向き合い、その子の成長を一緒に喜びたい。
それが、私がこども書塾をを開講した理由です。
「書を学ぶ、それよりも書を通して学ぶ」
書道は、文字を書く技術以上のものを、私たちに与えてくれます。
書を教えることが、私の生きがいです。
これからも、子供たちと共に、学び、成長していける教室を築いていきたいと思います。
