堺市総合防災センターに作品を寄贈させていただきました。
揮毫した言葉は、
「あなたとあなたの大切な人を守るために」
この言葉は、堺市総合防災センターの立ち上げ時に定められた啓発スローガンであり、この施設を訪れるすべての方に向けて、「自分自身、そして自分の大切な人を守るために、何ができるのか」を考えてもらいたいという、強く温かな願いが込められています。

防災というと、どうしても
「災害が起きたときにどう動くか」
「備蓄や避難の知識」
といった“行動”や“技術”に目が向きがちですが、
その根底にあるのは、「誰かを守りたい」という想いだと、私は感じています。
この防災センターでの体験を通して、ただ知識を得るだけではなく、
「自分にとって守りたい存在とは誰なのか」
「その人のために、今、何ができるのか」
を一人ひとりが考えるきっかけになってほしい。
この言葉には、そんな深い意味が込められているように思います。
「大切な人を守るために」というテーマから、
今回の作品では、文字の力強さだけでなく、
包み込むような優しさを意識して表現しました。
強くあることと、優しくあること。
その両方があってこそ、「守る」ということができるのではないか。
そんな想いを込めています。
災害は、いつ、どこで起こるか分かりません。
だからこそ、日常の中で、備えることと同時に
“想うこと”が大切なのだと思います。
誰かの存在を思い浮かべながら防災を考えると、
行動は、きっと変わる。
準備の一つひとつにも、意味が生まれる。
私はそう信じています。
大阪で活動する書道家として、この先進的な堺市総合防災センターで作品を飾っていただけている事は誠に光栄に思います。
一燈照隅(いっとうしょうぐう)――
自分のいる場所を、ほんの小さな灯りでも照らすこと。
その積み重ねが、やがて世の中を照らすと信じて。
今回の寄贈が、
この防災センターを訪れる方々の心に、
ほんの一瞬でも立ち止まり、
「自分と大切な人を守ること」について考えるきっかけとなれば、
これ以上の喜びはありません。
なお、作品のご依頼はホームページより承っております。
人生の節目、大切な方への想い、企業や団体の理念など、
【あなたにとって大切な言葉】をぜひ私に託していただけたら幸いです。
文字に、想いを宿し、想いを、かたちにするお手伝いを、心を込めてさせていただきます。