【三味線に書をしたためさせていただきました】
今回、書を書かせていただいたのは、万博でもご一緒し、さらには国の登録有形文化財である堺市の茶室「伸庵」にて、書道パフォーマンスでご一緒させていただいた三味線奏者・打土井さんの三味線です。
伝統音楽の響きを大切に紡いでおられる方の楽器に、
自分の書が寄り添わせていただくという、
私にとって、貴重で特別なご縁をいただきました。
書かせていただいた文字は「打」。
これまでの打土井さんとのご縁や、
音を“打つ”ことで生まれるリズム・息づかい、さらには打土そのすべてをイメージして一文字を書きました。
今回は三味線の洞(どぶ)の皮部分の張られた面へ直接書を入れるという、非常に繊細で難しい工程でした。
紙とは違う書き心地でした。
書が入ることで、打土井さんの演奏が生み出す空間がさらに際立ち、音と文字がひとつの景色となって広がっていく。
そんなイメージを膨らませながら心を込めて書かせていただきました。
そして、この特別な機会をつないでくださったのが、つるや楽器様です。
三味線に関することなら何でも相談でき、いつも丁寧かつ誠実に対応してくださる、信頼のおける専門店です。
伝統芸能と書が出会うことで生まれる新しい表現の可能性を、これからも大切に育てていきたいと思います。