雪が積もっている木々を見て自然の強さを知った。
夫と2人で初めてスノボーに行きました。
久しぶりの雪景色は私の心をワクワクさせました。
同時に幼い頃に初めて見た時の感動が蘇りました。
私がまだ幼い頃、
父はスキーを教えてくれました。
リフトを降りるとき怖がる私の背中を押してくれたり、
急な山道では足の股にはさんで一緒に滑ってくれたり、
私に手取り足取り教えてくれました。
成長すればするほど自分にできることも増え、
逆に父は少し年を取り、足が悪くなり出来ないこともあり、
あのころに見た景色は今はないと思うと少し寂しく感じます。
夫と初めて来たスノボー。
数年ぶりなのでとても怖く、
リフトは板を外して乗りました。
夫と一緒に美しい雪景色を見ながら
「幸せだな」と感じていました。
ふと木に目が留まりました。
雪がずっしり葉に積もっており、
枝が下へ曲がっていました。
もう雪が落ちるんじゃないかと思うくらいしなっています。
また雪が積もるところに不思議とまた雪が積もっていくんですよね。
意外と雪って重そうです。
「もう折れたらいいのに、そしたら楽なのに」
心で呟きました。
あんまり頑張りすぎると疲れるから。
どこかで「すみません。無理でした」と諦めるのもとても大事で、
そして勇気がいることで、
私が大人になって覚えた
自分を守るための防衛手段でした。
大人になって自分を守る方法を知らないと
壊れてしまいます。
世の中にはいろんな人がいますし、
立場や関係性によっても行動や言動も変わりますから
どこかでぶつかることがあります。
自分のことを大事に思うのと同じくらい、
目の前の人も自分のことを大事にしてるのだから、
やはり衝突してしまいます。
だから、【諦める】ってとても大事なんだと思っています。
けれど、このゲレンデで見たその木々に
「自然は強いな」と感じました。
その木だけでなくて、周りの木々全てが
雪の重さに折れずに耐えていました。
その強さがまた美しい。
「折れたらいいのに、楽なのに」
そう考えていた私ですが、
私にない強さをこの景色から感じ、
「日々頑張らないと!」と
思えた素敵なスノボー旅行でした。
エネルギーの吸収完了。
壮大な景色に感謝。
桔梗