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第六回個展【三日月〜不完全であることの美しさ〜】無事終了いたしました。

作品名:【三日月】
制作年::2025年

燦々と生命に光を注ぐ太陽に、強く憧れる。
なんて圧倒的な輝きだろうか。
なんて眩しいのだろう。

太陽に強く照らされた満月にも、また憧れる。
夜を明るく輝かせる強い光に。

けれど私は。
どれだけ強く焦がれようとも私らしくありたい。
憧れとは少し違うけれど、親しみを覚えるのは、
いつも、三日月。

半身以上が、夜闇に沈んだ欠けた月。
か細くも、確かな光を宿して夜空に浮かぶ姿が、
どうしようもなく愛おしい。

大きく欠けたその姿は、完全ではないかもしれない。
けれど、不完全であることでその美しさはより輝く。

 


上本町での初個展から比べると自分の心がどれだけ変化していってるのか、作品を見ると分かります。

自分が今、何を大事にしてるのか
作品にしっかりと反映されています。

自分と向き合い、反省し、成長し
失敗して転んで、また立ち上がる。
人生と、内省を繰り返して成長できる書と、
どこか似ています。

向き合えば向き合うほど自分がいかに未熟か思い知らされる。
だからできるだけ目を背けたくもなります。

いつまで経っても、不完全。
でもやっぱり人生一度きりだから、
成長した自分も、見てみたい気もしています。